授 業 期 間 | 2022年度 前期 | 授 業 対 象 | 指定なし 金1or金2 |
科 目 名 |
日本国憲法A
(The Constitution of Japan A)
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科 目 責 任 者 | 永山 茂樹 | 単 位 数 | 2単位 |
担 当 者 | 永山 茂樹 |
授 業 の 目 的 |
1、憲法が保障する人権についての基礎的知識を学習する。 |
教 育 内 容 |
人権をめぐる諸問題を題材にして、過去・現在・将来の私たちは、それをどう解決してきたか、残された課題は何か、 |
教 育 方 法 |
オンラインによる講義形式を基本とする。すなわちMoodleで授業レジュメ(文書)と音声データを毎回配信する。学生は資料を読み、音声を聞き、指示に従って予習復習をすることで、授業を受講する。【フィードバック】提出されたレポートについては全体的な講評を掲載する。 |
準 備 学 習 (予習・復習) |
【講義時間外に必要な学習の時間:60時間】 予習:各回講義で指定する予習課題に取り組む 各回2時間 復習:講義で紹介した資料を材料にしながら、関心のある問題について考えてみる 各回2時間 |
回 | 担当者 | 項目 | 授業内容 |
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1 | 永山 【オンライン】 |
人権と人権宣言の歴史 |
人はなぜ人権と人権宣言をつくったか/近代の人権思想/人権宣言の歴史/ |
2 | 〃 |
人権の分類 |
どのようなものを人権とよぶか/人権の特徴/人権の分類/人権の持ち主/ |
3 | 〃 |
平等(1) |
法の下の平等/憲法が禁じた差別/合理的な差別と不合理な差別/平等と自由の関係 |
4 | 〃 |
平等(2) |
現代日本の性差別/現代日本の人種差別/競争こそが生きがい?競争至上主義をこえて/ |
5 | 〃 |
心の自由(1) |
思想・良心の自由/「その人らしさ」の基礎になる思想・良心の自由/沈黙する自由/マインド・コントロール/「良心に反する行い」を強制できるか |
6 | 〃 |
心の自由(2) |
信教の自由/信教の自由の限界/宗教と国家/政教分離をまもることの意義 |
7 | 〃 |
表現の自由(1) |
表現の自由を保障する意義/政治的表現の自由/集会の自由/表現の自由の限界(他者の権利との関係) |
8 | 〃 |
表現の自由(2) |
知る権利の大切さ/マスメディアの役割/秘密保護法の問題点 |
9 | 〃 |
身体の自由 |
身体の自由/刑事裁判手続の概観/冤罪を防ぐために |
10 | 〃 |
生存権 |
現代日本の貧困/健康で文化的な生活をいとなむ権利/生存権を実現する方法/朝日訴訟からまなぶこと |
11 | 〃 |
教育権と学問の自由 |
教育をめぐる人権/教育のなかみはだれが決めるか/学校のなかの学生の権利/危機にたつ学問の自由 |
12 | 〃 |
労働権 |
人間らしいはたらき方/ブラック企業とブラック・バイト/労働条件を改善するための団結権/労働権を保障するための制度(ダンダリンからまなぶこと) |
13 | 〃 |
国際化と人権 |
人権を脅かすことにつながるグローバル化/人権を高めることにつながるグローバル化/平和のうちに生きる権利/国際人権法と日本国憲法 |
14 | 〃 |
人権の実現 |
あたらしい人権/人権を守る・発展させる主体はだれか/人権保障おける裁判所の役割/民主主義と人権/改憲と人権 |
15 | 〃 |
まとめ |
まとめ |
到 達 目 標 |
社会・政治・経済・家族・学習生活など生活の全部面において、自己および他者の人権を尊重することができる。人権 |
成 績 評 価 の 方 法 と 基 準 |
試験方法:レポート 実施時期:試験期間内 講義を視聴し、また求められた予習復習をおこなっていることを前提にして、提出されたレポートの内容に基づいて成績を評価する。 |
学 生 へ の メ ッ セ ー ジ (その他注意等) |
わたしたちは、人権をまもり、人権を発展させ、人権とつきあって生きていかなければなりません。そのために必要な |
教科書・参考書 | 書 名 | 著 者 名 | 出 版 社 名 | 定 価(円) |
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参考書 |
10代の憲法な毎日 |
伊藤真 | 岩波書店 | 907円 |
参考書 |
クローズアップ憲法 |
小沢ほか | 法律文化社 | 2,625円 |
オンライン授業リンク先
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Moodle:日本国憲法A(金1・2)