[L101-HS04]
授 業 期 間 2022年度 後期 授 業 対 象 指定なし 木2
科  目  名
法律の役割B (国際社会の法)
(Jurisprudence B)
科 目 責 任 者 猪瀬 貴道 単  位  数 2単位
担  当  者 猪瀬 貴道
授 業 の 目 的

 法の分野のひとつである国際法について基礎知識を修得して、現代社会のさまざまな課題について国際社会の構成員の一人として問題解決を考えられるようになる。

教 育 内 容

 国際法の歴史、性質、主体、規律対象、紛争解決などの基礎知識を修得して、国際社会において機能しているルールである国際法について全体像を学ぶ。現行の国際法制度について学ぶとともに現在や将来の課題について法による問題解決を考える。具体的には下記の授業計画に沿って進めるが、進捗状況によって多少の調整を行う。

教 育 方 法

 本科目は、インターネットを用いた学習管理システム(Learning Management System, LMS)を用いた授業を行う。最新のブラウザが利用可能なパソコン(タブレット等を含む)および通信容量無制限(または大容量)のインターネット回線を準備することが望ましい。

【オンデマンド学修】
 まず、授業日(木曜)から次の授業日までの間に、LMS上の学修指示書(各回の教科書のページ、読み方のヒントやポイントなどを示すPDFファイル)にしたがって、教科書を用いた自習によって、調べた用語やポイントを整理して授業ノートを作成する。つぎに、LMS上の教科書の内容の理解度チェック(小テスト)に指定された日時までに回答する。また、疑問を持った点や関心を持った点についてLMS上のコメントペーパーに入力する。

【教員による解説(フィードバック)】
 授業時間帯(木曜1限・2限)に、テキストチャットとオンライン会議システムでのコメントペーパーへの応答および教科書に基づいたスライドによる音声解説の公開録画を行う。授業時間帯のオンタイムでの参加が可能であるほか、LMS上にテキストチャットのログと音声解説の動画ファイルをアップロードするので完全オンデマンド学修も可能である。

準 備 学 習
(予習・復習)

【授業時間外に必要な学習の時間:60時間(授業期間全体)】
※文部科学省が単位認定に必要としている学修活動時間から算出したもので、予習・復習合わせて各回あたり約4時間の自己学習を想定しているが、レポート作成または試験前復習等も含めて自由に配分して良い。また、以下の内容は参考例として記載するが履修者が自分で考えて下記の「到達目標」の達成に必要と思われる内容で自由に実施する。

予習:教科書の該当ページや関連する条約に目を通しておき、わからない部分を把握しておく
復習:教科書やLMSに示された資料などを読み直して授業ノートを補足して整理する

担当者 項目 授業内容
1 猪瀬
【オンライン】

科目説明と導入

科目の位置づけ、授業の進め方(LMSの利用方法を含む)、成績評価の方法などの詳細、この科目で学ぶ内容の概要を説明する。履修予定者は2回目の授業回までに必ず確認すること

2

国際法の成立

近代国際法、ヨーロッパ国際法、普遍的国際法(教科書Chapter 1)※以下(Chapter◯)は教科書の該当箇所

3

国際法総論と国家

国際法の法的拘束力、存立形式、効力、責任、国際社会の構成単位としての国家(Chapter 2・3)

4

国家間関係

条約法、外交関係、領事関係(Chapter 4)

5

領域

国家領域、特殊地域、宇宙(Chapter 5)

6

海洋法

海洋法の歴史、海域の区分、海域の境界画定(Chapter 6)

7

国際組織

国際組織の概要、国連、専門分野の国際組織、地域的国際組織(Chapter 7)

8

個人

国籍、難民、人権(Chapter 8)

9

国際犯罪

国際犯罪の概念、国による処罰、国際刑事裁判所、犯罪人引渡し(Chapter 9)

10

国際経済

GATT/WTO、貿易、知的財産権、地域統合(Chapter 10)

11

環境問題

国際環境法、環境条約(Chapter 11)

12

紛争の平和的解決

国際紛争解決手段、国際裁判、国際司法裁判所、国際海洋法裁判所(Chapter 12)

13

安全保障

国際社会における戦争、武力不行使原則、集団安全保障、国連平和維持活動(Chapter 13)

14

武力紛争

武力紛争法の概要、敵対行為の規律、中立法、軍縮法(Chapter 14)

15

まとめ

まとめ

到 達 目 標

 授業で取り上げた法的概念や条約などについて基本的知識を修得する。それらの基本的知識に基づいて現代社会のさまざまな課題について現行の国際法制度の適用や変更による問題解決を考えて、歴史や先例などを正確に踏まえたうえで、論理的・説得的な文章によって説明できる。

成 績 評 価 の
方 法 と 基 準

試験方法:その他    実施時期:

 授業期間内にLMS上で実施する各授業回の理解度チェック(30%)、および、学期末の論述テスト(70%)により評価する。論述テストについては、この科目(授業および自己学修)を通して得られた内容に基づき国際法の特徴、意義、課題について論述を求める問題、および/または、国際法の分野からひとつ選択してその歴史的な展開、特徴、意義、課題などについて説明を求める問題を出題する。内容の正確性、論拠の説得力、比較の巧みさなどにより評価し、文章の稚拙さ、余計な表現・表記や誤字・脱字などは減点する。以上を基本的な評価方法とした上で、LMS上の各授業回コメントペーパーによる加点をする。

学 生 へ の
メ ッ セ ー ジ
(その他注意等)

 現代社会のさまざまな課題について法に基づいて考えてみませんか。現代社会においては国際社会の一員として国際法の基礎知識を身につけて自分の意見を持つことが重要になっています。授業をきっかけにして教員から教えてもらうだけではなく自ら積極的に学んでいきましょう。関連科目として前期に開講する「法律の役割A」のほか、「日本国憲法A・B」「日本と国際社会A・B」「教養演習A(猪瀬)(通年)」などがあります。

教科書・参考書 書 名 著 者 名 出 版 社 名 定 価(円)
教科書

『ビジュアルテキスト国際法』(第2版)

加藤信行・植木俊哉・森川幸一・真山全・酒井啓亘・立松美也子 有斐閣 2,640円
参考書

『コンパクト学習条約集』(第3版)

芹田 健太郎 (編) 信山社 1,100円
参考書

その他の参考書については授業およびLMSで紹介する。

オンライン授業リンク先

  1. Moodle:後期・木曜2時限の履修者用Moodleコース