授 業 期 間 | 2022年度 前期 | 授 業 対 象 | 指定なし(PL学科[必修]) 金2 ≪履修推奨科目≫ |
科 目 名 |
仕事と人生
(~未来への羅針盤~)
(Vocational Education )
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科 目 責 任 者 | 高橋 明義 | 単 位 数 | 1単位 |
担 当 者 | 高橋 明義※/伊藤 道彦※/髙橋香代子※/清野 正子※/小松 浩※/金原 嘉子※/山下 真由※/佐々木洋武※ |
授 業 の 目 的 |
「仕事と人生」の底流は、科学と技術の進化にしたがう社会構造の移り変わり、あるいはジェンダーなどの理解を含む個と集団のつながりの変化にともない、常に変動する。生命科学を基盤とする様々な分野の話から、未知の世界を見聞して視野を広げることにより、「未来への羅針盤」として自身の今後の人生を考える契機とすることを、この講義の目的とする。 |
教 育 内 容 |
北里大学の理念「いのちを尊び、生命の真理を探究し、実学の精神をもって社会に貢献する」に則り、多様な社会で働く人の生き方を見聞させることにより、夢や希望を抱かせ、向学心を高める。また、社会や考え方の多様性を認識させる。さらに、未知の世界を知らせ、視野や思考経路を広げることにより、社会を生き抜くための「理系+αの知識と思考力・創造力」の必要性を理解させる。 |
教 育 方 法 |
下記にあげる参考書等を材料とする、学内外の講師によるオムニバス形式の講義。初回講義について課題を出し、それに対するレポートの内容を次回以降の講義内容に反映する。 |
準 備 学 習 (予習・復習) |
【授業時間外に必要な学習の時間:30時間】
予習:下記の「授業内容」にあげた参考書等の精読。 |
回 | 担当者 | 項目 | 授業内容 |
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1 | 高橋 明義 【オンライン】 |
学生生活の重要性および多様な未来の理解(オリエンテーション) |
北里大学の特徴と社会の関わりについて述べる。将来へのヒントとなる本学卒業生の活躍を紹介する。さらに講師を紹介し、本講義の目的と全体像を示す。 参考書:ストックホルムへの廻り道 私の履歴書 著者名:大村智 出版社:日本経済新聞社 |
2 | 伊藤 道彦 (6/3) 【対面】 |
Passion・Art・Love・Scienceと仕事 |
研究者、教育者、あるいは人間としての「仕事と人生」に関する個人的アフォリズムを紹介する〜瞬間を、今の時代を、楽しんで学ぼう! 脳(経験)はDNAを凌駕する!〜 参考書:テクストの楽しみ 著者名:ロラン・バルト 出版社:みすず書房 (注:この参考書購入の判断は、講義を聴いた後にお願いします) |
3 | 高橋香代子 (6/10) 【対面】 |
出会いの一つ一つが自分にとっての「仕事」をかたどっていく |
作業療法士を目指して北里に入学し、大学から大学院へ進学、さらに米国留学へ。役割という意味での「仕事」の概念の変遷を、ライフステージにおける様々な出会いを通して紹介する。 参考書:仕事が人をつくる 著者名:小関 智弘 出版社:岩波書店 |
4 | 清野 正子 (6/17) 【対面】 |
薬学と仕事〜北里生の未来について〜 |
北里大学での教育・研究・就職の変遷について薬学部を例に概説する。各自が社会人として活躍する場所(仕事)を明確化・実現化するために、今、何を学び・経験するべきか意識することができる。 |
5 | 小松 浩 (6/24) 【対面】 |
令和における日本社会の課題 |
人口減少や社会保障、エネルギー、近隣諸国との関係など日本の抱えるさまざまな課題への対処を考え、これからの仕事や人生設計に役立てる。 |
6 | 金原 嘉子 (7/1) 【対面】 |
「自分らしく幸せな働き方」を実現させるためのマインドを磨こう |
看護師・保健師としての経験から学んだ「自分らしく幸せな働き方」とは?そして、今から実践できる、その働き方を実現させるためのマインドの磨き方を紹介・体験する。 |
7 | 山下 真由 (7/8) 【対面】 |
夢が叶っても叶わなくても、自分の人生を生きられる大人になろう |
働く人の心の支援をする中で考えた「仕事の選び方」「仕事への向き合い方」、そして、誰もがいつか迎えるかもしれない「心折れた時の過ごし方」について伝えたい。 参考書:1リットルの涙 いのちのハードル 著者名:木藤亜也 木藤潮香 出版社:幻冬社 |
8 | 佐々木洋武 (7/15) 【対面】 |
『夢と現実』今の自分に出来る事 |
もしも自分の想い描いていた未来と少し違う場所に行きついてしまったら!?『将来の夢≠仕事』だとしても、やり抜く事と志の重要性を紹介する。 参考書:すべては導かれている逆境を超え、人生を拓く五つの覚悟 著者名:田坂 広志 出版社:小学館 |
到 達 目 標 |
自分に与えられた時間と環境を認識し、自己の特性を理解したうえで将来の進路選択を含め、大学生活4年間(あるいは6年間)でやるべきことを自ら考え、人生計画の概要を設計できるようにする。 |
成 績 評 価 の 方 法 と 基 準 |
試験方法:レポート 実施時期:試験期間外 学期末レポート(90点)、課題レポート(10点)により評価する。 |
学 生 へ の メ ッ セ ー ジ (その他注意等) |
講義から様々なことを学び、学生生活を有意義に過ごすためのプランをつくりあげ、実践していくことを望む。 |
実務経験の授業 への活用方法 |
[高橋 明義]食料としての生物生産を軸として、仕事と社会の多様性を考える。[伊藤 道彦]研究所での基礎研究経験と本学での研究経験が、自身の研究人生(仕事)にどう関わってきたかを話す。[高橋 香代子]大学病院や医療衛生学部での実務経験から、北里大学での学生時代の経験が、どのように現在の仕事へと繋がっているか紹介する。[清野 正子]大学にて教育と研究に従事してきた約30年間の経験について、わたくしの視点から、送り出した卒業生の視点からそれぞれ例を挙げて紹介する。[小松 浩]自分が記者として取材してきたテーマについて、具体的にわかりやすく話す。[金原 嘉子]健康支援の実務経験、更に病院→行政→独立という働き方の変化から得られた学びと気づきを伝える。[山下 真由]臨床心理士として出会った多くの人たちから学んだこと、また、自分自身が仕事を続けてくる中で考えたことを伝えたい。[佐々木 洋武]製薬会社での実務体験を踏まえ、激変する社会環境に於いて働くことの意義や心構え等を会社員の立場から紹介する。 |
教科書・参考書 | 書 名 | 著 者 名 | 出 版 社 名 | 定 価(円) |
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参考書 |
各講師の授業内容の欄を参照してください。 |
円 |
オンライン授業リンク先
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Moodle:仕事と人生