授 業 期 間 | 2022年度 通年 | 授 業 対 象 | P学部(普通)クラス[必修] 火3 |
科 目 名 |
物理学
(Physics)
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科 目 責 任 者 | 廣岡 秀明 | 単 位 数 | 4単位 |
担 当 者 | 廣岡 秀明 |
授 業 の 目 的 |
現象を整理し、分析することで、背後にある真理を見出すという物理学的な見方の習得を目指す。また、身近な物理量のおおよその大きさについて身につけ、数式の取り扱いについても習得する。 |
教 育 内 容 |
日本薬学会のコアカリキュラムにのっとり、薬学を学ぶ上で必要となる基礎的な物理学的知識を、なるべく平易な言葉を用いて理解していく。 |
教 育 方 法 |
運動や複雑な図形などを表示させたりするため、スライドを基本とする。話を聞きながらポイントを自分なりにメモするような訓練を行い、各自で独自のノートをまとめる形式で学習してもらいたい。また、スマートフォンやタブレット端末を用いて、双方向性を取り入れたWEBページを利用し、講義内課題をリアルタイムで評価しながら講義内容を展開していく。 |
準 備 学 習 (予習・復習) |
【授業時間外に必要な学習の時間:120時間】 予習:講義終了時に、次回内容のアナウンスを行うので、該当項目について教科書に目を通して、疑問点などをまとめておくこと。 復習:講義後の学習としては、WEB上に用意してある学習教材を活用し、演習問題にも積極的に取り組むこと。WEBで行う講義外学習については、1時間ごとに異なる課題がに与えられるので、継続的かつ積極的に活用すること。 (1コマ当たり予習および復習などの講義外学習に要する時間:4時間) |
回 | 担当者 | 項目 | 授業内容 |
---|---|---|---|
1 | 廣岡 【対面】 |
オリエンテーション |
因果関係と相関関係の違い、電卓の利用方法、表やグラフの描き方、および講義用サイトの使い方 |
2 | 〃 |
基礎事項1 |
単位、物理量の表し方、測定値と不確かさ |
3 | 〃 |
基礎事項2 |
不確かさの評価法(AタイプとBタイプ) |
4 | 〃 |
静力学の基礎1 |
力の表し方、重力と万有引力、作用と反作用 |
5 | 〃 |
静力学の基礎2 |
力のつり合い、張力、引っ張り強さ、ヤング率 |
6 | 〃 |
静力学の基礎3 |
ばねの力、摩擦力 |
7 | 〃 |
静力学1 |
質点と剛体、回転と力のモーメント |
8 | 〃 |
静力学2 |
液体および気体による圧力 |
9 | 〃 |
静力学3 |
表面張力、パスカルの原理、アルキメデスの原理 |
10 | 〃 |
運動の基礎1 |
運動の表し方、等加速度運動 |
11 | 〃 |
運動の基礎2 |
ニュートンの法則、運動方程式の解法、自由落下 |
12 | 〃 |
動力学1 |
水平投射、斜方投射、空気抵抗 |
13 | 〃 |
動力学2 |
等速円運動、単振動 |
14 | 〃 |
エネルギー1 |
仕事、仕事率、運動エネルギーと位置エネルギー |
15 | 〃 |
まとめ |
前期のまとめと解説 |
16 | 〃 |
エネルギー2 |
力学的エネルギーの保存、回転運動エネルギー、慣性モーメント |
17 | 〃 |
波動の基礎1 |
正弦波の表し方 |
18 | 〃 |
波動の基礎2 |
波のエネルギー、波の強さ、デシベル表示、重ね合わせの原理 |
19 | 〃 |
波動の基礎3 |
波の反射(1次元)、ホイヘンスの原理、波の反射(2次元)、屈折、回折 |
20 | 〃 |
波動の基礎4&音波の性質1 |
波の干渉、音波の基礎、うなり、弦の振動 |
21 | 〃 |
音波の性質2 |
気柱の振動、ドップラー効果 |
22 | 〃 |
音波の性質3&光波の性質1 |
斜めドップラー効果、光波の基礎、分散、吸収 |
23 | 〃 |
光波の性質2 |
散乱、ものの見え方、光波のイメージ、偏光 |
24 | 〃 |
光波の性質3 |
レンズ、光の干渉 |
25 | 〃 |
レーザー |
レーザーの原理と応用 |
26 | 〃 |
静電気の基礎1 |
クーロン力、電場、静電誘導 |
27 | 〃 |
静電気の基礎2&電気回路1 |
双極子モーメント、電位と電流、オームの法則 |
28 | 〃 |
電気回路2 |
コンデンサーの性質 |
29 | 〃 |
電気回路3 |
電池、CR回路、半導体 |
30 | 〃 |
まとめ |
後期のまとめと解説 |
到 達 目 標 |
物理的な概念や様々な現象を、まずは言葉を使って説明できる。次に、その言葉について、物理量を用いて表現できる。さらには、原理から数式等を用いて、演繹的に現象を説明できる。 |
成 績 評 価 の 方 法 と 基 準 |
試験方法:その他 実施時期:
前期試験40%、後期試験50%、講義内課題10%に加え、任意提出の自由課題、WEB課題などを総合的に評価する。 |
学 生 へ の メ ッ セ ー ジ (その他注意等) |
毎回、WEB上で行う課題の解答のため、スマートフォンあるいはタブレット端末(パソコン)を利用するので、いずれかを忘れずに持参するようにしてください。 |
教科書・参考書 | 書 名 | 著 者 名 | 出 版 社 名 | 定 価(円) |
---|---|---|---|---|
教科書 |
医療系の基礎としての物理 |
廣岡秀明、崔東学、古川裕之、吉村玲子、山本洋 | 学術図書出版社 | 円 |
参考書 |
大学新入生のための物理入門第2版 |
廣岡秀明 | 共立出版 | 円 |