[L102-ME03]
授 業 期 間 2022年度 後期 授 業 対 象 指定なし 水2
科  目  名
教養演習C (自分を知り人間関係を考える)
(Liberal Arts and Sciences Seminar C)
科 目 責 任 者 石塚 昌保 単  位  数 1単位
担  当  者 石塚 昌保※
授 業 の 目 的

人間関係を考える上で、自分がどのような捉え方をする傾向があるのか、自分がどのようなコミュニケーションをとる傾向があるのか、自分が人と関係を作っていく際にどのような『癖』を持っているのかを知ることはとても重要です。本演習では、そのような自分の『癖』について、心理学の視点から学び体験する中で、自己理解や他者理解を深めることを目的としています。自分自身を知ることを通して、自分の長所短所を肯定的に捉え直す機会とし、人間関係を再考するきっかけにしてもらいたいと思います。

教 育 内 容

各回の講義テーマに沿って、心理学の視点ではどのように理解されているのかといった基礎知識を学び、そのテーマに沿った演習を行い、その演習に対しての振り返りを行うことが、毎回の講義の流れです。テーマとしては、感情をどのように理解するか、性格とは何か、自分の印象は相手にどのように形成されるのか、ストレスを軽減する方法は何かなど、様々なテーマを設定しております。

教 育 方 法

新型コロナウィルス感染症への感染防止策に十分留意しながら、全ての講義を【対面】で実施します。毎回の講義テーマに沿った資料を配布して、パワーポイントを使い講義形式でそのテーマに関する基礎知識を学びます。そして、毎回の講義で、その回のテーマに応じた演習(ペアワークまたはグループワーク)を行います。演習が終わったら、講義形式で行った基礎知識と結び付け、振り返り(個人振り返りもしくはグループディスカッション)を行い、毎回、小レポートを講義終了直後に提出して頂きます。小レポートは、GoogleClassroomに提出していただき、次回の講義までに講義担当者が毎回コメントを記載し返却します。

準 備 学 習
(予習・復習)

【授業時間外に必要な学習の時間:15時間】

予習(0.5時間):参考書の次回講義に関連する箇所を熟読すること。すでに配布している資料に目を通し、前回の講義内容を見直すこと。

復習(0.5時間):配布した資料に目を通し、講義内容を振り返ること。小レポートに記載された講義担当者からのコメントを熟読し、自己理解を深めること。

担当者 項目 授業内容
1 石塚
【対面】

オリエンテーション

講義の概要や講義を通しての目標、評価方法について説明します。

また、毎講義の進め方やGoogleClassroomの使い方などについて説明を行います。

2

自分の捉え方を知る

自分自身が自分のことをどのように捉えているのかを考えます。

3

自分の感情を知る

自分の中にどのような感情があるのかを考えます。

4

自分の感じ方を知る

物事の捉え方や感じ方は、人それぞれで異なります。心理テストを体験する演習を通して、自分自身の捉え方や感じ方の癖について考えます。

5

自分への評価を知る

自己肯定感や自尊感情などの視点から、自分への評価について考えます。

6

自分の思考を知る

こころの中で考えていることを文字にする演習を行います。

その演習から、自分の思考の癖について考えます。

7

自分の体を知る

実際に自分の体を動かす演習や臨床動作法の考え方を通して、普段は無意識に動かしていることが多い自分の体への理解を深めます。その演習から、自分の体の癖について考えます。

8

他者との距離感を考える

他者との距離感や関係性の視点から、自分の対人関係について考えます。

9

人に与える印象を考える

普段自分が他者にどのような印象を与えているのかについて考えます。

10

人間関係の実際Ⅰ

社会的スキルの視点から、自分のコミュニケーションについて考えます。

11

人間関係の実際Ⅱ

ストレスコーピングの視点から、自分のストレス対処法について考えます。

12

人間関係の実際Ⅲ

人間関係の中で起きるコミュニケーション上の齟齬について考えます。

13

集団の中の自分Ⅰ

集団力動やリーダーシップ論、マイノリティについて考えます。

14

集団の中の自分Ⅱ

全体グループディスカッションの演習の中で、自分の課題に取り組みます。

15

まとめ

自己理解や他者理解がどのように深まったのか、講義全体のまとめ。

到 達 目 標

自分の考え方や感じ方、コミュニケーション上の癖についての自己理解および他者理解を深め、自分自身の課題を見いだせるようになること。

成 績 評 価 の
方 法 と 基 準

試験方法:レポート    実施時期:試験期間内

成績評価の割合は、小レポート20%・期末レポート80%とします。

小レポートは、毎回の講義の中で気づいた自己理解や他者理解に関する考察がどの程度述べられているかを評価基準とします。期末レポートは、講義を通じて気付いた自分自身のコミュニケーション上の課題を取り上げ、その課題に対する理解と具体的な対応策がどの程度述べられているかを評価基準とします。

なお、欠席および遅刻は減点対象とします。

学 生 へ の
メ ッ セ ー ジ
(その他注意等)

講義に関する積極的な質問や意見を歓迎します。

自分自身の嫌いなところ、認めたくないところも含めて、自分や他者を知り、人付き合いが少しでも楽になるような参加型の講義にしていきたいと思います。

実務経験の授業
への活用方法

大学の学生相談機関および精神科医療機関でのカウンセリングやグループワーク等の臨床経験から学んだことを、毎回の講義の演習内に組み込み、日常的に活用可能な心理学として解説を行います。

教科書・参考書 書 名 著 者 名 出 版 社 名 定 価(円)
参考書

ワークショップ心理学

藤本忠明 ナカニシヤ出版 2,160円
参考書

「自分らしさ」を認めるPCAグループ入門

村山正治 創元社 2,500円
参考書

臨床動作法への招待

鶴光代 金剛出版 3,200円