授 業 期 間 | 2022年度 後期 | 授 業 対 象 | 指定なし 水5 |
科 目 名 |
健康の科学B
(スポーツ科学を中心に)
(Health Science B)
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科 目 責 任 者 | 永見 智行 | 単 位 数 | 2単位 |
担 当 者 | 永見 智行 |
授 業 の 目 的 |
少子高齢社会である現代日本において,ひとりひとりが自身の,そして周囲の人々の身体的,精神的,社会的な健康を維持,増進させることが必要不可欠である.授業を通じて,運動・栄養・休養が健康に与える影響の重大性を理解し,獲得した健康・スポーツ科学の情報を単なる知識として留めるのではなく,日常生活での実践,有意義なスポーツ活動につなげられるようにすることを目標とする.また国際的な大型スポーツイベントが日本国内で続く中,「する」,「見る」,「支える」といった様々なスポーツとの関わり方を学ぶことも目標とする. |
教 育 内 容 |
授業前半では日本における健康,体力の現状,ヒトがどのような仕組みで体を動かすことができるのか,様々な観点から学ぶ. 授業後半ではトップアスリートの身体の特徴,運動の巧みさの発達,体力トレーニングの原理や,運動によるケガについて学ぶ. |
教 育 方 法 |
スライド,映像を用いたオンデマンドでの講義形式とする.毎時間,講義の映像資料,PDF資料を配布する.講義の終わりには毎回課題(感想,意見,疑問を記す小レポート,小テストなど)に回答してもらう.次回の講義時にこれらの解説を行う.主にGoogle Classroomを用いて実施する. |
準 備 学 習 (予習・復習) |
【授業時間外に必要な学習の時間:60時間】授業時間外学習には,レポート試験への取り組み時間も含む. 予習:次回の授業内容を把握し,関連する知識,情報を参考書や日々のニュース,報道で入手しておく. 復習:配布した資料を熟読,整理し,実生活とのつながりを考え,実践する. |
回 | 担当者 | 項目 | 授業内容 |
---|---|---|---|
1 | 永見 【オンライン】 |
ガイダンス |
授業内容・進め方,成績評価法を把握する. |
2 | 〃 |
運動と疾患.健康問題への対策 |
運動によって病気を防げるか.日常の運動量を把握する.健康関連施策,地域社会の取り組み,生涯スポーツを知る. |
3 | 〃 |
運動の仕組み1 |
骨格筋の構造と機能について知る. |
4 | 〃 |
運動の仕組み2 |
骨格筋の内部構造と,筋力の決定要因を知る. |
5 | 〃 |
運動の仕組み3 |
骨の構造と機能,骨格筋と関節の動きの関連を知る. |
6 | 〃 |
体力トレーニング1 |
トレーニングの原理原則,レジスタンストレーニングの効果と方法について知る. |
7 | 〃 |
運動の仕組み4 |
運動に必要となるエネルギーの供給機構について知る. |
8 | 〃 |
体力トレーニング2 |
エネルギーの基となる栄養素と,脂肪を燃焼させる持久系トレーニングの効果と方法について知る. |
9 | 〃 |
体力トレーニング3,運動の仕組み5 |
どんな順序でトレーニングを進めると効果的か知る.運動スキルに関連する脳神経系の基礎を知る. |
10 | 〃 |
運動スキル |
どう運動を学習し獲得するか,練習の効果を知る. |
11 | 〃 |
トップアスリートの身体 |
トップアスリートとそうでない人の運動,身体はどう違うか,同じか.様々な競技の特性を知る. |
12 | 〃 |
運動とケガ |
障害・外傷の発生機序と予防・リハビリテーション法について知る. |
13 | 〃 |
心肺蘇生法・応急処置 |
スポーツや日常における,いざという時の対処を学ぶ. |
14 | 〃 |
より深くスポーツを見る |
スポーツ選手のパフォーマンスを決定する要因,スポーツにおける相対的年齢効果について知る. |
15 | 〃 |
まとめ |
まとめ.個別相談にも対応する. |
到 達 目 標 |
1. 日本における健康,体力の現状,改善に向けた取り組みを理解する. 2. ヒトの身体の構造や機能,運動の仕組みを理解し,説明できる. 3. 自分のみならず,周囲の人々の健康増進,様々な立場でのスポーツ参加に向けた取り組みを行える. |
成 績 評 価 の 方 法 と 基 準 |
試験方法:筆記試験 実施時期:試験期間内 授業中に毎回実施する課題と,筆記試験により総合的に評価する.課題の未提出のほか,授業への積極的な参加態度が見られない場合は減点とする. 授業内課題30%:期末筆記試験70% |
学 生 へ の メ ッ セ ー ジ (その他注意等) |
スポーツと健康は密接な関係にあります.健康や体力,運動に関する正しい情報,知識を持ち,またスポーツの奥深さを知ることで,自分や他者の生涯に渡る健康増進に寄与できるようにしましょう. |
教科書・参考書 | 書 名 | 著 者 名 | 出 版 社 名 | 定 価(円) |
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参考書 |
新・スポーツ生理学 |
村岡功 | 市村出版 | 3,240円 |
参考書 |
これからの健康とスポーツの科学 第4版 |
安部孝,琉子友男 | 講談社 | 2,592円 |
参考書 |
教養としてのスポーツ科学 改訂版 |
早稲田大学スポーツ科学学術院 編 | 大修館書店 | 2,376円 |
オンライン授業リンク先
- Google Classroom:Google Classroomを使用します。こちらから登録して下さい。 (クラスコード:ryapcdo)