授 業 期 間 | 2022年度 後期 | 授 業 対 象 | 指定なし 火5 |
科 目 名 |
大学基礎演習
(大学生としての学び方)
(Academic Skills Seminar)
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科 目 責 任 者 | 安川 智子 | 単 位 数 | 1単位 |
担 当 者 | 安川 智子 |
授 業 の 目 的 |
①大学で積極的に学ぶために必要な技法(アカデミック・スキル)を実践的に身につける。 ②情報にあふれる現代において、必要な情報を集め、整理し、他者の意見を的確に理解した上で、自身の意見を構築し、伝わる文章を書くための基礎を学ぶ。 ③前期において明らかになった自身の弱点を補強し、長所をさらに伸ばして2年次に備える。 |
教 育 内 容 |
教科書および講師が配布・指定する文献や参考書をもとに、情報の整理の仕方、よい文章の見分け方、要点のまとめ方、目的に応じた文章の組み立て方などについて講義を行い、それを踏まえて、毎時間課題を実践します。 |
教 育 方 法 |
講義と演習。課題の実践、発表、ディスカッションを組み合わせて進行します。毎時間、授業内で互いにチェック、または講師に提出してもらい、次の時間にそれらをもとに、フィードバックを行い、ディスカッションを経て改善していきます。 前期において躓いたこと、さらに深めたいことなど、聞き取りを行ったうえで、レベル別にグループを分け、人数に応じて適宜個別指導も行います。 |
準 備 学 習 (予習・復習) |
【授業時間外に必要な学習の時間:15時間】 予習:事前に教科書の該当箇所に目を通し、前の授業で課された課題に取り組む。 復習:授業で学んだこと、及び課題へのフィードバックを確認し、納得するまで課題に取り組む。 1コマあたり最低1時間の授業時間外学習が期待される。 |
回 | 担当者 | 項目 | 授業内容 |
---|---|---|---|
1 | 安川 【対面】 |
オリエンテーション |
参加者の自己紹介や、授業の進め方、次回の授業のための課題などについて説明します。 |
2 | 〃 |
メディア・リテラシーについて |
メディア・リテラシーとは何か。溢れかえる情報とのつきあい方。インターネットやSNSとの適切な付き合い方、活用法。心を病まないために気をつけること。 |
3 | 〃 |
目標の設定とスケジューリング/ノート・テイキング |
1日、1週間、1年間、4年間を有意義に過ごすための計画の重要性と、計画遂行のために必要な技術の確認。 |
4 | 〃 |
テキストを読む(1) |
テキストの種類に応じた読み方を身につける。時間と目的に応じた読書法。教科書第3章(リーディングの基本スキル)。 |
5 | 〃 |
テキストを読む(2) |
要約を作成する。読んで得た知見を自分の中に吸収するための読書法。自分の意見と照らし合わせながら読む。より複雑な文章の読解。教科書第4章(より深いリーディングのために) |
6 | 〃 |
情報収集の方法 |
図書館における情報収集。インターネットを利用した情報収集(図書館での授業)。教科書第5章、第6章。 |
7 | 〃 |
情報整理の方法 |
文献リストの作成。エクセルやカードを用いた情報整理。様々なツールの開拓。教科書第7章。 |
8 | 〃 |
レポート作成法 |
レポートの基本的な作法。構想から執筆まで。英語と日本語の違い、日本語の特殊性。教科書第8章。 |
9 | 〃 |
レポート実践(1) |
実際に小レポートを書いてみる。自分自身の長所を見つける。パソコンによる基本的なライティング・スキルを身につける。教科書第9章、第10章。 |
10 | 〃 |
プレゼンテーションの基礎 |
作成中のレポートについて口頭で紹介する。プレゼンテーションの基本的なスキルを学ぶ。レジュメ(ハンドアウト)の作成法。時間配分と準備の重要性。教科書第11章、第12章。 |
11 | 〃 |
プレゼンテーションの実践 |
ハンドアウトやパワーポイントを用いて、作成中のレポートについて中間発表を行う。互いに講評し合い、フィードバックをレポートにいかす。 |
12 | 〃 |
レポート実践(2) |
中間発表で得たアドバイスを反映させたレポート(第1稿)を互いに講評し合い、改善していく。推敲を重ね、提出する。(講師のチェックを受けて、期日までに最終版を提出する。) |
13 | 〃 |
最終発表会 |
レポート課題についての最終的なプレゼンテーション。 |
14 | 〃 |
最終発表会2 |
レポート課題についての最終的なプレゼンテーション。 |
15 | 〃 |
まとめ、レポート作成と提出、フィードバック |
レポートを完成させ、提出する。それに対するフィードバックを行う。 |
到 達 目 標 |
①講義、文献、インターネットなどから適切に情報を収集し、整理したうえで内容を理解し、要点をまとめることができる。 ②新聞・雑誌、論文、一般書、ブログなど、活字メディアの特徴と違いを理解し、それらに応じた読み方ができるようになる。 ③他者の意見と自分の意見を区別し、目的や指示に応じて適切な文章を書くことができる。 ④締め切りや字数など、規定に沿って目標と計画を立て、無理なく遂行することができる。 |
成 績 評 価 の 方 法 と 基 準 |
試験方法:その他 実施時期:試験期間外 毎回の授業における活動と提出された課題(60%)、発表や議論の内容(40%)に基づき、総合的に評価する。 |
学 生 へ の メ ッ セ ー ジ (その他注意等) |
大学での学びは、社会に出るための準備でもあります。社会には様々な立場の人がいて、誤解やトラブルを防ぐためにも、適切に言葉を理解し、自分から発信することのできるスキルが必要です。履修者に応じて、基礎的なスキルが身についたと判断した場合は、より複雑な文章や文学的・詩的な表現にも対応できるよう進めていきます。理系や実験に特化したスキルを学びたい人には適しません。配布文献や参考資料は履修者に応じて適宜決定します。 |
教科書・参考書 | 書 名 | 著 者 名 | 出 版 社 名 | 定 価(円) |
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教科書 |
知へのステップ―大学生からのスタディ・スキルズ(第5版) |
学習技術研究会編著 | くろしお出版 | 1,800円 |
教科書 |
レポート作成のためのガイドライン(大学から配布) |
北里大学一般教育部/高等教育開発センター | 北里大学高等教育開発センター | 0円 |
参考書 |
アカデミック・スキルズ(第3版) |
佐藤望編 | 慶應義塾大学出版会 | 1,100円 |
参考書 |
その他参考書は適宜紹介する。 |
円 |
オンライン授業リンク先
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Moodle:Moodleは対面授業の補助として使います。
Google Classroom:クリックすると登録されます。対面授業の補助として使います。 (クラスコード:syiz7iw)